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「直島」製錬所からアートの聖地へ(アーティスト・下道基行さんに聞く)

 皆さん、こんにちは!
 香川県広聴広報課の広報誌担当です。

 夏、真っ盛りですね。街にはバカンスを楽しむ人々の姿が多く見られるようになりました。高松市の中心街にほど近い高松港にも、瀬戸内海の島々へ旅立つ人々でにぎわいます。

 瀬戸内国際芸術祭などをきっかけに「アート県」として知られるようになった香川県。島々には、たくさんのアート作品が展示され、中でも地中美術館や草間彌生さんの「南瓜」などで知られる「直島」は象徴的な存在です。

 香川県広報誌「THEかがわ」9月号では、その「直島」について特集したので、その予告編をお届けします。

 予告編では、直島で《瀬戸内「   」資料館》というプロジェクトを展開するアーティスト・下道基行さんのインタビュー記事をお届けします。


直島の歴史を記録し続ける下道基行さん

下道基行さん(普段は笑顔がキュートな方です☆)

ー直島に移住したきっかけを教えてください。
 2019年の瀬戸内国際芸術祭で、《瀬戸内「   」資料館》の制作のため直島に滞在していた時に、神社から秋祭りの太鼓の音が聞こえてきました。少年時代を過ごした岡山を思い出し、同じ空気を持っているなと感じました。観光地でありながら、地域のコミュニティーがしっかり残っている珍しい場所。当時は子どもが産まれたばかりで、愛知県で暮らしていましたが、島に生活拠点を移すのも面白いかなと思いました。

ー島での活動について教えてください。
 私は島の景観や風土、歴史を独自のアプローチで記録し、《瀬戸内「   」資料館》で展示しています。「 」内には、展示ごとに異なるテーマ名が入ります。ほかにも、「直島表現図鑑」と題して、島に住むクリエイティブな人を紹介しています。最初は2、3年で終わる予定でしたが、調査すればするほど、島には面白い人がたくさんいて、題材も豊富。直島の記録を始めてみたものの、まだまだ時間が必要です。

ー直島の魅力はどんなところですか。
 小さな島なのに、都会並みのスピードで変化しているのが面白いですね。今や世界中から観光客が訪れていますが、約100年前にできた製錬所も、社員が全国から来ては3~5年周期で入れ替わってきました。島民は短いサイクルで変化することに慣れていて、常に島外から来た人たちとも一緒になって楽しめる感覚も持っています。変わることへの抵抗もある中、直島は変化を受け入れ発展してきた、世界でも珍しい島だと思います。

▼下道さんの作品はこちら(ベネッセアートサイト直島webサイト)

「THEかがわ」9月号をぜひお楽しみに! 

 他にも、直島の子どもたちのために、さまざまな体験の機会を増やそうと放課後児童クラブ「NAOSHIMA  SAILORS  CLUB(セイラーズクラブ)」を開設した一般社団法人キッズポートの代表理事・江幡紗恵さんの記事や、直島の見どころなども掲載しています。

一般社団法人キッズポートの代表理事・江幡紗恵さん
子どもたちが遊んだり勉強できる「NAOSHIMA  SAILORS  CLUB」


 詳しくは県広報誌「THEかがわ」9月号をご覧ください。9月号は9月1日までに県内の全世帯に届きます。
 県外の方は、9月1日以降に下記サイトまたはアプリから「THEかがわ」で検索して、ぜひご覧ください!
 ・香川県ホームページ
 ・カタログポケット
 ・マイ広報誌
 ・マチイロ

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